PMという仕事は、説明が難しい仕事です。
コードを書くわけでもありません。
営業のように契約を取るわけでもありません。
デザイナーのように成果物を作るわけでもありません。
だから、「何をしている人なの?」と聞かれることがよくあります。
僕も以前は、その答えをうまく言葉にできませんでした。
でも今は、こう考えています。
PMは、成果をつくる人ではなく、成果が生まれる状況をつくる人。
今日は、その考えに至った理由を書いてみます。
目次
PMは「何もしない人」ではない
僕はこれまで、商品企画、SCM、海外営業、マーケティング、PMと、いくつかの仕事を経験してきました。
どの仕事にも専門性があります。
PMだけは少し違います。
専門性を持つ人たちの間に立ち、
言葉を翻訳し、
優先順位を整理し、
詰まりを取り除く。
つまり、自分が成果物を作るのではなく、
成果物が生まれる環境を整える仕事です。
だから、頑張っても目立ちません。
でも、いなくなるとプロジェクトは止まります。
やり遂げる人だけが見える景色
仕事では、
「こうしたい」
という話はたくさん聞きます。
でも、
最後までやり遂げる人は多くありません。
途中で予定は崩れます。
想定外も起きます。
それでもゴールまで運ぶ。
PMの仕事は、
自分が頑張ることではなく、
チーム全員でやり遂げる状態をつくることだと思っています。
型よりも、目の前の人を見る
PMPを取得して、改めて思ったことがあります。
型は大切です。
でも、
型だけでは仕事は前に進みません。
プロジェクトには、
現場ごとの文化があります。
言葉があります。
温度感があります。
型を守ることより、目の前の人に合わせること。
その方が、結果的にプロジェクトはうまく進むことが多いと感じています。
始まりと終わりにこそ価値がある
プロジェクトは、
真ん中が一番大変そうに見えます。
でも実際は違います。
最初に期待値を合わせること。
最後に学びを残すこと。
ここを丁寧にやるだけで、
プロジェクトの質は大きく変わります。
派手ではありません。
でも、
何度も経験すると、
この二つが一番重要だと感じるようになりました。
実力だけでは、次の仕事は来ない
PMには案件の切れ目があります。
だから思うことがあります。
仕事は、
終わった瞬間から、
次の仕事が始まっています。
もちろん実力は必要です。
でも、
次の仕事を任せたいと思ってもらえる人間関係も、
同じくらい大切です。
キャリアは、能力だけでは積み上がりません。信頼も、一緒に積み上がっていきます。
Key Takeaways
- PMは、成果ではなく「成果が生まれる状況」をつくる仕事。
- 型は道具であって、目的ではない。
- キャリアは実力だけでなく、信頼関係によっても広がっていく。
あなたへの問い
あなたの仕事は、
成果をつくる仕事でしょうか。
それとも、
成果が生まれる状況をつくる仕事でしょうか。
もし後者なら、
目立たないことを気にする必要はないのかもしれません。
誰かが安心して力を発揮できる環境をつくることも、
立派な価値だからです。