写真を撮るとき、僕は被写体を見ています。
構図。
光。
タイミング。
でも、ある一枚を撮ったとき、気づきました。
本当に面白いのは、被写体だけではないのかもしれない。
今日は、その話です。
目次
被写体の外側を見る
船内を歩く人にカメラを向けていました。
そのとき、階段の向こうにある鏡が目に入りました。
鏡の中には、もう一つの景色があります。
さらに視線を動かすと、磨き上げられた壁にも人の姿が映り込んでいました。
どちらも、最初からそこにありました。
でも、僕は見ていませんでした。
正確には、見えていたのに、見えていなかった。
写真を撮ることは、主役を切り取ることだと思っていました。
でも今は、主役の外側に目を向けることでもあるのだと思っています。
見えているのに、見えていなかった
写真を撮っていて気づいたことは、写真だけの話ではありませんでした。
仕事でも、私たちは目立つ課題にはすぐ気づきます。
一方で、その周りにある小さな違和感は見過ごしてしまうことがあります。
でも、本質的なヒントは、そうした違和感の中に隠れていることも少なくありません。
だから、ときどき視点をずらしてみる。
主役ではなく、その周りを見る。
すると、それまで見えていなかったものが、少しずつ見えてくることがあります。
アートは、視点をずらす訓練である
以前の僕は、アートとは感性を磨くものだと思っていました。
でも今は、少し違います。
アートには、視点をずらす力があります。
いつも見ている方向とは反対を見る。
主役ではなく、その周りを見る。
そうすると、見逃していた景色に気づけるようになります。
だから僕は、アートとは作品を鑑賞することではなく、視点をずらす訓練なのだと思っています。
その習慣は、写真だけではありません。
仕事でも、日常でも、自分が見えていると思い込んでいる景色を、もう一度見直すきっかけを与えてくれます。
Key Takeaways
- アートは、主役だけでなく、その周りに目を向ける視点を育てる。
- 視点をずらすことで、見えているのに見えていなかったものへ気づけるようになる。
- 視る力は、写真だけでなく、仕事や日常の思考にも応用できる。
あなたへの問い
最近、「見えている」と思い込んでいるものはないでしょうか。
仕事でも、暮らしでも、人との関係でも。
一度だけ、主役ではなく、その周りに目を向けてみる。
そこに、今まで見逃していた景色があるのかもしれません。