冷静に振り返ると、このPlaybookにのめり込みすぎていました。
脳がパンク寸前になる感覚は、正直ありました。
あの辺りで、一度立ち止まるべきだった。
拘り方にも、限度を設けるべきだった。
僕が苦しくなっていた理由は、Playbookそのものではありません。
終わりの定義がないまま走り続けていたことでした。
今日は、その話です。
目次
終わりの定義がないプロジェクトは、膨らむ
ある打ち合わせで、
「一度ルールを決めましょう。」
という提案を受けました。
そのときの僕は、素直に受け止めることができませんでした。
今思えば、とても良い提案でした。
余裕がなくなっていたからこそ、「止まる」ことに抵抗していたのだと思います。
もちろん、Playbookの立ち上げには、産みの苦しみもありました。
だから、ある程度の負荷は避けられなかったのかもしれません。
それでもPMとして振り返るなら、一つだけできたことがあります。
小さな完了条件を決めておくこと。
それがないまま進めた結果、終わりの見えないプロジェクトになっていました。
PMの世界では、終わりの定義がないプロジェクトは、必ず膨らみます。
「もっと良くできる」は、終わらない
振り返ると、Playbookではこんなことを考えていました。
「もっと良くできる。」
「もう1記事だけ。」
「Aboutも直そう。」
「タグも整理したい。」
どれも間違いではありません。
だからこそ、終わらないのです。
改善は、際限なく続けられます。
だから必要なのは、「もう改善しない」と決めることではありません。
「今回はここまで」と決めること。
それが、次へ進むための区切りになります。
Definition of Doneを決める
PMでは、Definition of Done(完了条件)を決めます。
終わりが決まっているから、安心して走れます。
これは仕事だけの話ではないと思っています。
例えば、
今週は3記事公開したら一区切りにする。
Aboutページを公開したら公開準備は完了とする。
X運用の仕組みを作ったらPhase1を終える。
完了条件を決めるのは、早く終わらせるためではありません。
時間や集中力を、本当に大切なものへ残しておくためです。
だから僕は、プロジェクトマネジメントは仕事のための技術ではないと思っています。
本当に大切なものを守るための技術です。
Key Takeaways
- 終わりの定義がないプロジェクトは、改善が続き、際限なく膨らんでいく。
- 「今回はここまで」という完了条件を決めることが、次へ進むための区切りをつくる。
- プロジェクトマネジメントは、時間や集中力を守り、本当に大切なものへ使うための技術である。
あなたへの問い
今、取り組んでいることの中で、「終わり」が決まっていないものはないでしょうか。
もしあるなら、その活動が「完了した」と言える条件を、一つだけ決めてみてください。
そして、もう一つだけ考えてみてください。
その取り組み方は、あなたにとって本当に大切なものを守れているでしょうか。
プロジェクトを終わらせることは、妥協ではありません。
大切なものを守りながら、次へ進むための意思決定なのかもしれません。